飼いやすい犬種

「どんな種類が飼いやすいですか？」

この質問はよく聞かれます。特にワンちゃんを飼ったことがない方が最初の方に聞かれる質問です。

結論から言うと飼いやすい犬種はいません。ワンちゃんのお世話に手がかからないということはないです。まず、飼ってない時と比べたら時間と労力、お金がかかる為、自由は制限されてしまいます。お金の面は小型犬と大型犬を比べると変わってくるとは思いますが、時間と労力はどちらにせよワンちゃんの為に使うことになります。それでもワンちゃんとの生活を望む場合はライフスタイル、飼育環境などにあったワンちゃんをご案内してます。それでも飼い主さんがワンちゃんの生活に合わせる努力も必要です。そこを踏まえて考えて頂きたいです。

例えば「毛が抜けない犬種がいい」もよく言われますが、プードルなど抜けにくい犬種は毎月のようにトリミングに連れて行くか、ご自宅でカットしないとボサボサになります。長く伸ばしておくと絡まって毛玉になりやすいのでブラッシングも回数が多くなります。トリミングに連れて行く時間やお金、ブラッシングする手間などそれなりに時間とお金と労力はかかります。飼ったことがある方からすると当たり前だと感じる部分ですがご存じないお客様も多くいらっしゃいます。お金はかけたくない、手がかからない犬種がいいと思うなら飼わない方がいいです。私も家にワンちゃんを迎える時にいろいろ手間を考えると自分にはプードルは無理だなあと思って、チワワにしました。チワワだと飼いやすいとかではないです。毛は抜けますし、ロングコートなのでブラッシングもちゃんとしてます。唯一、自分で全部ワンちゃんのお手入れができれば、お金の部分での負担が抑えられるというところです。家にいるときはコロコロがずっと近くにあっていつでも毛を集めてたり、掃除機もかけるのも、一緒にワンちゃんと暮らし始めてからは回数が増えました。それがずっと続きます。

毛のお手入れだけで考えても結構最初は大変だと思います。これに爪切り、耳掃除、シャンプー、ウンチの処理、お散歩、しつけなどいろいろです。お金ももちろんかかります。

これらを踏まえてどこの部分を妥協出来るかを考えてから、それに合わせて犬種を選ぶべきだと思います。

ワンちゃんは愛情を注いでいると自然と返してくれます。手を掛けてあげた分だけ信頼関係も強くなります。簡単に飼える犬種はないと思って、しっかり考えてから迎えて欲しいと思います。

高橋さんです。

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