『販売までの流れ』~①お声掛け~
それでは早速。
今日は①お声掛けです。
まずは商談の機会を作るところからです。
基本的にペットショップではお客様から「触ってもいいですか?」と声を掛けられることはほぼありません。体感で言うと全体の1~5%くらいでしょうか。しかもほとんどが小学生から高校生くらいで連れて帰りたくても契約できない方。ペットを迎えることを検討中の方でも自分からスタッフに声を掛けることはあまりありません。こちらから声を掛けないと一月で一頭も販売に至らないと思います。
しかし、ペットのことが嫌いなのに、わざわざペットショップにいらっしゃる方はいません。
まずは、魅力を五感を使って体感していただきます。
目的はまず抱っこしてもらうこと。かわいいワンちゃんを抱っこすることで購入意欲が高まることと、お客様と長く会話をするためです。一番大事なのは入店されたお客様に必ず声を掛けること!!もちろん小学生、中学生のみの来店や外国からの観光客の方は除きます。連れて帰れないので。注意点としてはどうせ断られるだろう、とか声を掛けられたくないだろうと考える前に一番近くのお客様に声を掛けること。調子が悪いと10組連続で避けられたりするのであまり深く考えずに明るく声掛けをします。たまに泣きそうになります。
また、最初の段階で立ち話を長くしないということも重要です。抱っこしているときのほうが圧倒的に長く話せるチャンスが多いからです。
お客様もワンちゃんを触っていると夢中になりますからね。
以上を踏まえて実際に私がやっていることをいくつか紹介します。
パターン①
「かわいいですよねぇ~」
「こういうワンちゃんがお好きなんですか?」
「良かったら抱っこしてみますか?」
一番自然な感じかもしれませんが結構断られます。お客様が多く抱っこしていただいているときは問題ないですが、誰も抱っこしている人がいないと高確率でフラれます。
パターン②
「抱っこできますよ!」
シンプルイズベストです。あかるく元気に声を掛けるとすんなり受け入れてもらえます。特に若い方はこの方がいいかもしれません。
パターン③
「今、抱っこの練習をしているので抱っこしてみますか?」
入ってきたばかりの小さいワンちゃんには使えます。断られても「人に慣れさせるため」という理由をつけてあげれば「それなら抱っこしよう」と受け入れてもらえます。
パターン④
私がワンちゃんを抱えあげたまま
「かわいいですよね。こちらにどうぞ」
そのまま椅子に座ってもらうパターンです。もはや抱っこするかどうかなんて聞きません。意外と抱っこしてくれます。特に年配の方は抱っこしたら売りつけられるという警戒心が強いので、「かわいい~」となっているうちにそのまま抱っこに持っていきます。
パターン⑤
「ワンちゃん怖がりますか?」
「良かったら触ってみますか?」
小さいお子さんがいるお客様に使ってます。小学生くらいだとまずNOとは言いません。3歳くらいだと両親が子供の反応を見たくて触っているところを見てみたくなるようです。そのまま写真とったりするので話しやすいです。
だいたいこんな感じで声を掛けてます。成功率は3~5割くらいでしょうか。最初の印象も大事なので明るく話しやすい雰囲気になるように心掛けています。
少し長くなったのでここで癒しを。。。
お気に入りのチワワちゃんです。
次回は②抱っこになります。
読んで頂きありがとうございます☆